細かい資料集


細かく作ったのはいいけど、作品内に組み込まれなかった設定など……。(※簡単なネタバレ含む)

 

【出生率】

 転生天使同士の出生率は0.002%とほんとんど子供が出来ません。それは世界の理から外れているから…としています。
 天使と悪魔との仲での出生率はありません。呪いがあるので仲良くは出来ません。
 悪魔と堕天使の出生率。これも0.008%と引くいです。

 ビーストの多種族関との子供ですが、これは天界での出生率と同じとしています。
 ただし、ハーフになる子供は少なく、母親の遺伝を多く受け継ぐので母の種族として生まれる確率が高いです。

 (ライ、ルイも父親が天使で母親が腹違いにいますが、二人とも母親の種族を継いでます)

 悪魔と堕天使との間の子もまた同じで母親の遺伝を受け継ぐのでどちらかの種族で生を受けます。
 つまり、世界の中で1番子供が作れないのは転生天使なんです。
その転生天使ですが、年間2千万人人間から転生していると言われています。

 (となると……レインとシラとの間の子はまず見込めないんです。それも分かっててレインは2章で「俺とシラの間にはいろんな障害がある」と言っています。最高位血族の血を途切れさすわけにはいきませんからね。世継ぎを産めない相手は不必要なのです)

 

 

【レイン、ヤマトの恋愛事情&性的な話】

 まず先にヤマトを……。ヤマトは人間時代、兄との出来の違いに家族との仲も悪く、母親とも上手くいっていなかったのもありますが、初恋でありずっと片思いしていた女性が兄と婚約したことが大きなネックになっています。なので女性に対して軽い考えがあり、言い寄って来た女性には基本手を出してます。

 新兵のルーキーとして活躍し始めた頃は特に女遊びが激しく、ただし決まった女性を作りませんでした。言い方が酷いですがチャラいです。でも、それは人間の頃の傷を塞ごうとしてたんですね。軍人になったのもあまり深い意味は当初ありませんでした。気持ちが変わるのは悪魔討伐戦後です。

 その頃に犬猿の仲だったのがレインです。新兵ルーキーとして別頭角だったレインとは肌が合わず、何かとぶつかってました。レインも入隊直後はかなりやさぐれてました。

 レインですが……。父親を早くに亡くし母親は妹七海のために働くキャリアウーマンだった為、愛情を全く貰っていないという幼少時代があります。それが母親であり、彼女であり、上官であるスズシロを愛することで緩和されたのです。
周りの仲間から見たら女に尻尾振る仔犬みたいな感じでした。

 レインはそんなスズシロのことを愛してたんですが、愛情表現がヘタで「好き」という言葉が表に出せませんでした。幼少期の経験もあり、自分の気持ちを相手に伝えることがとにかく苦手。1章の過去編でもありますが「その二文字を口に出したらガラスのような空気が割れてしまいそう」と思ってました。

 しかしそんなレインの気持ちをスズシロは分かっていたので過去編のようなやりとりがあっても口に出せない彼を大切にしてました。

って…この時レインは17歳。スズシロ25歳です。


 レインやヤマトのような新兵を可愛がるのが先輩軍人なのですが、そこで連れて行かれるのが中界軍軍事基地近くの遊郭です。

 軍事基地の近くには風俗などの街があります。そこにちょくちょく連れて行かされてました。
 レインは途中からスズシロと恋仲になり遊郭遊びは卒業しましたが、ヤマトは先輩たちの付き合いもあり通うこともしばしば…。
 そんな女遊びをしているヤマトをレインは馬鹿にしてました。逆にヤマトも上官であり姉さん女房的な彼女を作ったレインを馬鹿にしてました。女の掌で転がされるなんてまっぴらだと。
 お互いがお互いを毛嫌いする状態が1年ほどあります。

 

 ヤマトとレインの犬猿の仲が無くなるのは悪魔討伐戦より半年前にあった飛竜討伐作戦の時です。タッグを組まされ実は息が合うというのが分かった二人はそれからなんだかんだの腐れ縁となります。
 そんなことがあってから悪魔討伐戦…二人の全てが変わってしまった戦いへと流れるのです。

 

 話を戻すと……レインもヤマトも遊郭遊びを経験してますし、女を取ったこともあります。
 ヤマトはその後、仕事命になるのでそんな雰囲気出してません。
 レインはシラとの関係がまるで初恋のような雰囲気で書いてますが…それは古き時代、魂の初恋だからですね。最愛のあの人の魂となると……です。